あなたのコトバが あなたをだます/日本語道場2020

「漢字假名まじり文」の日本語をkeywordに私たちの社会の深層をさぐります。

E124/日本語やめて English(英会話) / A Little Language Goes a Long Way


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以前に
施 光恒・著「『英語化は愚民化』ーーー日本の国力が地に落ちる」
といふ御本をとりあげましたが、
その中で、力説なさつてをられました
「小学校低学年から、英語の授業をとりいれると、
日本の伝統にもとづく文化教養をうしなふ危険がある」と心配なさつてましたが、
最近、以下のやうな、テレビの二ユースからかきとめた記事にでくはしましたので、
コピペしておきます。
〔原文・新カナ遣ひのママ〕

文科省、高3対象の英語力調査公表 7~9割が中学卒業レベル以下
フジテレビ系(FNN)
2月2日 23時23分配信?
文部科学省は、全国の高校3年生を対象とした英語力の調査結果を公表し、「話す」、「読む」などの技能で、依然、7~9割が、中学卒業レベル以下であることがわかった。?この調査は、文科省が2015年、全国の国公立学校に通う高校3年生およそ9万人を対象に、英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能について、試験を実施したもの。?調査の結果、「話す」では、中学卒業レベルの人数の割合が89.0%にのぼったほか、「書く」は82.1%、「聞く」は73.6%、「読む」は68.0%と、前回の調査より改善が見られるものの、依然、割合が高いことから、文科省は引き続き、コミュニケーションの向上などに課題があるとしている。?また、今回は初めて、中学3年生およそ6万人を対象とした調査も行われ、国が目標とするレベルを達成した生徒の割合が、「書く」で43.2%となる一方、「聞く」で20.2%となるなど、技能によって、ばらつきがあることがわかり、あらためて指導のあり方に課題を残す結果となった。
〈以上〉

といふことで、
施センセの御心配をふきとばすやうな、
スゴイ結果がでてをりますね。
英語圏の外国人を英語の授業に補助要員として派遣する、現行の英語授業法をもつてしても、
高校生のアタマには ほとんどなにも のこつてをらぬ。
施センセの心配も、杞憂にすぎなかつたといふ一席。
おあとがヨロシイやうで......。


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