あなたのコトバが あなたをだます/日本語道場2020

「漢字假名まじり文」の日本語をkeywordに私たちの社会の深層をさぐります。

マホラ 03/ ギオンショウジャのカネのおと。

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○今思えば、2011年三月の地震津波禍がきっかけでした。
これから日本は、世界の舞台中央から徐々に退きだし、50年後には辺境の小国として誰からも言及されることのない存在となっているでしょう。
○ただ、核燃ゴミの最終処分場も決められないまま、原発を再稼働する我利我利亡者ぶりは、歴史に残る愚挙として(これだけは)記憶されるでしょう。日本は、これでもうオワなのです。
○後世の日本国民は、先祖の置き土産を恨みつつ、この国土を見限るかもしれません。それがいいでしょう。
2013年の日本人は、自民公明民主の政権たらい回しを選んで来たのですから、無責任ツイデに、
後は野となれヤマトンチュー。アベノミクスの浮かれ相場を最後のあだ花に、いさぎよく腐り果ててみるのもよいかも。
花は桜木、人は武士。
○年金破綻と少子高齢化に正面から挑むのではなく、2パーセントのインフレターゲットを奇貨に消費税アップを実施し、朝野を挙げて男女機会均等化をネグる。少子化に増すます拍車を掛けようという魂胆ではあります。
○で、日本は世界社会からようやく退場できるのでした。
お役目ご苦労であった。

○この処、政治経済の情勢変化が、奇妙な動きをみせていますな。
日本国内では、アベノミクスと囃し立てられている投機市場の好況であります。為替差益による貿易収支の改善は、モチロン実体経済とは関係のない、帳簿上の瞬間事象でしかありません。
機関投資家の誘導で、株式市場に富裕層が駆け込み買い。恐慌時の狼狽売りとは真逆の騒動です。
これをシリ目に、安部政権は、少子高齢化に対処すべく「女性手帳」なる珍案を繰り出して来ました。
「人間を幸福にしない日本というシステム」でウォルフレン氏がお節介な注言を垂れて下さっていますが、
○この国だけが、自由主義に名を借りた階級社会なのではありません。
戦後の高度成長経済までは、中卒の単純労働力でも産業の底辺を支えることができましたが、一億総中流化が終ってからは、厳然たる階級社会が立ち現れて来ました。
今や、富裕層と貧困層の差は、世界でも特異なモノとなっています。
ジョウシャヒッスイのコトワリをあらわす! いよいよ始まりました。