あなたのコトバが あなたをだます/日本語道場2020

「漢字假名まじり文」の日本語をkeywordに私たちの社会の深層をさぐります。

日本人のザンネンな言語環境:連載 10練習メニュー

As following my last article.
Now, here's the detail of exercises for easy talk in English.

🔊シャドウイングとディクテイション
多くの非文法派のMethodに従い、
まず耳ナラシを兼ねた「聴きとり練習」をやります。
CDの音声教材でもいいですが、理想を言えば映画です。DVDのMovie・Dramaで、Actor's Performanceを見ながらセリフdialogueを聞き、声に出して追います。Dialogueをトレースtrace するのです。うまく真似できるまで、Playerの Repeat機能を使って、何度も繰り返します。
このとき、画面screen には日本語、英語いずれの字幕subtitlesも表示しません。

イメージ 1

一段落のまとまった文を、おおむねたどるコトができたら、
今度は、それらの文章を書きだします。そして、その英文を英文字幕と対照させて、間違いや漏れがないかチェックCheck するのです。
DVDの仕様によっては、英文字幕が2種類ついているものもあります。もとのScript(台本)にある一字一句をそのままsubtitlesにしたモノと、俳優のセリフのタイミングに合わせて(早く読めるように)短い文章にされた字幕の二種類です。もちろん、Dictationの check には演技上のDialogue と同じ文章の方を照らし合わせます。
普通は、短い方の字幕なので、注意して聞きましょう。
これとは別の練習MENUに、
📀音楽CD、DVDで英語の耳ならし というのがありますが、ShadowingとDictationとでは、それよりも集中力が要ります。
「 英語の練習」は聴き取りからはじめるのがベストだと言っても、
母語を習得した幼児の言語環境と比べて、大人の外国語学習の条件はより効率化されていなければなりません。 子供が母親から何度もなんども繰り返し一つのコトバを聞かされるように、やってる時間はありません。
ですので、状況把握がし易い、画像のあるDVDの方が条件がよいのです。(ラジオの音源から、テキストのない音声を聞いていても、文章のチェックのしようがありません。)
A4一枚、30行ほどに書き出せるようになれば、かなりの力がつきます。
Shadowingは、hearingと発音(Pronunciation)の二つのExcerciseを兼ねそなえています。
練習MENUの最後に、iPhoneの 「Dictation機能を使う」というのがありますが、
英文入力画面で マイクロフォンMicrophoneの Function[Voice Memo]をActiveにして、英語の単語ないし文章を吹き込みますと、applicationが your pronunciationを alphabetに起してくれるのです。つまり、your pronunciationが original wordとおりに聞こえるかどうかが分かるのです。 おおかたの日本人がやらかす子音語尾に「ウ」や「オ」の母音をくっつけるカタカナ発音が、そのまま表示されるのです。
なんとも、残酷で恐ろしいsoftwareではありませんか?
なお、他のスマホsmart-phone に、このfunctionが付いているかどうか、分かりません。

さて、Exercise of pronunciation を続けながら、一方で、アナタはボキャブラリーvocabularyを仕込まなければなりません。
それはまた、アナタが英語で会話をするsituation のlevel を どのあたりに想定しているかによります。
といって、普通の成人日本人は、カタカナ英語の語彙をケッコウ知っているんでですが、
ザンネンなコトに、
語彙ひとつ一つの意味が英語圏のそれと違っているのですよね。
そして、カタカナ発音‼
これさえ直せば、アナタの「使えるボキャブラリー」は、3000語以上に増えます。一度リスト・アップしてみてはいかがでしょうか?

イメージ 2

● とおり一遍の挨拶と、買い物時のやり取り、軽い世間話がしゃべれたらいい。
というレベルであれば、ことさら英会話の練習をするコトもありません。ボキャブラリーの心配をする必要もないのです。
英語圏に観光で一人旅をするのに必要なレベル、
だったら中学3年レベルの語彙で充分間に合うでしょう。1000語~1300語。
問題は、その、知っている語の運用能力です。語彙量だけでなく、知っている単語でどれだけ多くの言い回しが言えるか?
映画をたくさん見て、簡単なストーリー本をたくさん音読するしかありません。
●東南アジアやヨーロッパ等、非英語圏の人々と仕事などで話す時には、発音もイディオムも厳密である必要はありません。お互いがノン・ネイティブなので、自分にも相手にも分かりやすいコトバ使いで話せばいいからです。
発音の面で、出身地によってナマリが様々なので、ネイティブ・スピーカーがそばにいなければ、臆するコトなくしゃべれるのです。
このノン・ネイティブが使う英語として、基本語彙数を1500で済まそうと提案されたのが
Globishです。

イメージ 3

●さらに、企業の製造・技術部門や研究施設、あるいは教育機関で専門的な知識が必要な場合は、GLOBISHに加えて、その分野のテクニカル・タームが持ちネタとしてあればよろしい。ただ英語発音を、それなりに口ナラシしておいた方がmore betterでしょう。カタカナ発音は、ノン・ネイティブにも通じません。