日本人のザンネンな言語環境：連載 ９.＞練習メニュー
○さて、
英語にせよ、写実画デッサンにせよ、日々の「ナラシ活動」が技能のレベル維持を保障するのでした。
○「日常英会話：生活メニュー」の各項目を解説する前に、
◎「半年一年と練習するのは面倒だ」という方に、一部で喧伝されております短期「即席英会話」について触れておきます。
例えば
＊「ＣＤを聞きながすだけでスラスラ英語が口から出てくる」
とか、
＊「ＥＱをたかめて、大きな声でしゃべれば、かなり通じる」
などという謳い文句で、音声教材を売り込んだり、トレーニング講座を開いて受講者を集める組織があります
こんな本も、出てます。クリス岡崎・著
面白いことに、目次のあとの体験者からの声に「…この本を全生徒に読ませている。みんな自信満々に…」などと、どんなツテから出版前の本を手に入れたのか、想像するのも痛いハナシが掲載されております。
○詮なきツッコミは、ほどほどにして、
この本も、他の短期「即席英会話」のメソッドも、
「身につけた英会話能をどう維持していくか」については、明確に
述べないのです。
たとえ３０分で話せるようになったとしても、なにもしなければ翌週には元の木阿弥、
またイチからやり直しでは、英会話能が身についたとは言えないのです。
○ですから、毎日の生活が大事になるのです。
確かにクリス岡崎センセの「３０分で英語が話せる」のメソッドは有効です。
お勧めです。（ちなみに、この本は本体９６ページ。大きな活字とイラスト満載ですので、目をとおすだけなら１時間で読めます）
だからこそ、このメソッドの実践で身につけた英会話能を、維持発展させる日常生活が「ナラシ活動」となります。
そのためには、このあと述べるメニューが最低限必要なのです。
○ただし、なにごとにつけ、
ものごとを続けていくには、強いモチベーションと無理ムダのない練習法が不可欠です。
○イラナイ族のザンネンな点は、
ハッキリしています。
♪ 目標が具体的でないのです。ただ「英語でしゃべれたらいいな～」くらいの、箸にも棒にもかからない希望なのです。
こういう方は、その希望を叶えるに充分な練習をしています。週に二三時間、英会話教室に行ったり、CDを聞いたりして楽しみます。それで満足なのです。
○「我ながら熱心なものだ」と自己評価して、
週末には、その努力に「ゴホービ」しましょ！とばかり、デパ地下でスイーツを買ってきてオチャにしたりします。
英会話の練習のオチャを濁してどうするんざましょ？
○ ま、要するに、
人は自分の望む目標に応じた行動をする、ということです。
逆に言いますと、今現在アナタのしているコトそのものが、あなたの望む目標地点までつれていってくれるのです。
○いま、アナタはどんなコトをしていますか？ 今週、どんなコトをしましたか？
以下に挙げる練習メニューの半分くらいはこなしたでしょうか？
前回に続いて、
日常英会話、生活メニューを再度挙げておきます。
🔊シャドウイングとディクテイション
📖フォニックスの練習
📚百万語快読を１年で終了
📖英英辞典のみを使用
📒決まり文句１００をリストアップ
📰新聞、日記、メモを英語に
📀音楽CD、DVDで英語の耳ならし
📝Word Map、ネットサーフィン
📱iPhoneで発音チェック
