あなたのコトバが あなたをだます/日本語道場2020

「漢字假名まじり文」の日本語をkeywordに私たちの社会の深層をさぐります。

日本語!こみあげてくるムナシサ。

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○これで日本も安心だす。
最近のサイトで
目についたことどもから、ちよとひいてみまつさ。

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ポエムに踊らされる人は頭が悪いのか?
◁◀︎◁[東洋経済オンライン 6月4日 8時0分配信]by 常見陽平:人材コンサルタント、評論家、大学非常勤講師
日本中がポエムであふれている。
「夢」「勇気」「仲間」「絆」「寄り添う」「イノベーション」──。
何かを語っているようで何も語っていない抽象的な言葉が、政治やビジネス、ネット、J-POP界隈に蔓延している。📝
(以下略)

もうヒトツのサイト。⬇︎
日刊SPA!から転載の「ニコニコニュース」で、
企業スローガンのポエム化について、こんなぐあい。
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 本来は労働者が求めるべき正当な対価や待遇が搾取されてしまい、こんなに理不尽なことはない。だが、「ポエムがはびこるのは、なにもブラック企業だけの話ではない」と指摘するのは、社会学者の阿部真大氏。
阿部真大
「ポエム自体は、日本では昔からあるものなんです。愛社精神だってポエム的だし、大企業にもあるような社歌やスローガンなども大半は根性論的なポエムです。もっとも、昔は一度就職してしまえば、一生涯会社が面倒を見てくれたので根性論を求められても問題なかった。ただ、ポエム化企業の場合は、そうした姿勢を求めつつ、それに見合う対価は与えない。だから問題なんです」📝

○上記のやうな指摘は、いまさらの感なきにしもあらず、でおまんな。政治やビジネス、ネット、J-POP界隈でナンセンスなコトバづかいがあふれてをりますのは、ガラパゴス日本だけでをます。 そもそも日本人は、俳句や短歌などの極短詩形をこのむ民族でをまつさかい、
言語コミニケーションにおいては、平安時代から朝夜をあげて、ポエム志向でをます。
俳句の同人誌、会誌がどれだけ発行されてゐるか、ネツトでしらべてみれば一目瞭然でんがな。
日本語人は、
論理をつくすためにコトバをたれるのではなうて、
情緒纏綿たる心情のやりとりのためにコトバをつかふんだ。そやさかいに、あれこれ日本語のコトバ文章を、外国語に翻訳すると意味がわからんシロモノになつてしまひますわな。
それにや、日本には憲法裁判所がをまへんので、
違憲状態で自衛隊防衛省)が存在できてをるのも かういふ事情があるからだす。
コトバのまつとうな意味で、日本国は法治国家なんやろか?
ポエム国家であるにはちがひないんやが、
さうやとしたら、痴呆国家とみなした方が適切なんやとちやいますか?

ポエムの歴史的駄作は、以下のとおりでんな。
*前線の『全滅』➡︎『玉砕』
*勝算ゼロ自爆突撃➡︎『特攻』
*日本の『敗戦』➡︎『終戦
*『マッカーサー憲法』➡︎『平和憲法
*広島原爆死没者慰霊碑の、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
*『オモチャの軍隊』➡︎『自衛隊