{{s134}}?英会話 話せる人は 英語漬け
? 英会話 話せぬ人は 国語漬け
本城武則センセもおつしやるやうに、
アジアのなかで、日本人だけが英語ベタなのには、独特の性格・国情にも原因があると思はれます。
日本人独特の、
「謙譲の美徳」
「コトあげをきらふ心情」
「恥の文化」
山本七平氏が『空気の研究』であげた、
「『空体語』と『実体語』のバランス異常」
などなど………
近年では、ミスター・エンこと榊原英資氏のやうな、英語で丁々発止と議論ディベートのできるゴジンもをりますが、
以前は、
なにしろ、国際会議での日本人代表団の Three S は
今もなほ語り草となつてをります。
最初の演説では、翻訳された声明文をカタカナ発音ながらも、とりあへず読みあげますが、自由討論となりますとダンマリになつてしまふとのこと。
それゆゑ、Three S ; Smile, Silence, Sleep で終始するわけでありました。
しかし、日本をしよつて立つ代表が、こんなテイタラクをながくつづけてをつたのにも、やむにやまれぬ事情があつたのであります。
代表団の面々は、なにも高校中退レベルの学歴ではありません。東大をはじめとする、国公立大学を優秀な成績でをへた秀才ばかりであります。
かなしいかな、いくら最高学府卒業の優秀な官僚といへども、所詮日本人。
諸外国人にはありえない Shyness と完璧主義。間違ったらはずかしい、穴があつたら入りたい、といふ心情の持ち主ばかりであります。
それもこれも、
明治から平成まで、英文和訳和文英訳の英文法学習を英語教育の本道においてゐるからでありました。
脳機能学者の苫米地英人博士が、
『英語は逆から学べ!』(フォレスト出版、2008年)で述べてをられますやうに、
?「英語の意味は日本語では書けない」
「英語の意味は英語でしか書けない」
のであります。
上記の御本では、DVDをつかつて練習にはいるまへに、
心得として
「絶対やつてはいけない英語勉強法」といふのを箇条書きになさつてをられます。(p.43)
?
・日本語の説明を聴きながらの勉強
・英和辞典、和英辞典などを使った勉強
・各単語の日本語の意味を暗記する勉強
・英文の音を聴いて日本語の意味を覚える勉強
と、4つもあげてをられますが、
要するに、英語の勉強練習に、日本語を一切かかわらせるな、といふことであります。
この点、
高校の英語の教師である松井力也先生は、その御本『英文法を疑う』にて
英語の文章を、日本語に訳すことの困難さを、さまざまな面からあげつらひ、
苫米地博士の御説を逆証明なさつてゐます。
苫米地博士はまた
日本語を介しての英語学習は、
「英語を学んでゐるのではなく、
英語について学んでゐるだけ。」
ともおつしやつてます。
大多数の日本人は、
従来の勉強法で英会話もマスターできると信じてをりますゆゑ、
中高6年間、英語を勉強してゐるにも関はらず、アジアで最低の能力しか身につけることができぬのであります。
このブログを読んでをられる方々は、英々辞典のみを使用なさつてをられますので、
上達が早いのでした。
本城武則センセもおつしやるやうに、
アジアのなかで、日本人だけが英語ベタなのには、独特の性格・国情にも原因があると思はれます。
日本人独特の、
「謙譲の美徳」
「コトあげをきらふ心情」
「恥の文化」
山本七平氏が『空気の研究』であげた、
「『空体語』と『実体語』のバランス異常」
などなど………
近年では、ミスター・エンこと榊原英資氏のやうな、英語で丁々発止と議論ディベートのできるゴジンもをりますが、
以前は、
なにしろ、国際会議での日本人代表団の Three S は
今もなほ語り草となつてをります。
最初の演説では、翻訳された声明文をカタカナ発音ながらも、とりあへず読みあげますが、自由討論となりますとダンマリになつてしまふとのこと。
それゆゑ、Three S ; Smile, Silence, Sleep で終始するわけでありました。
しかし、日本をしよつて立つ代表が、こんなテイタラクをながくつづけてをつたのにも、やむにやまれぬ事情があつたのであります。
代表団の面々は、なにも高校中退レベルの学歴ではありません。東大をはじめとする、国公立大学を優秀な成績でをへた秀才ばかりであります。
かなしいかな、いくら最高学府卒業の優秀な官僚といへども、所詮日本人。
諸外国人にはありえない Shyness と完璧主義。間違ったらはずかしい、穴があつたら入りたい、といふ心情の持ち主ばかりであります。
それもこれも、
明治から平成まで、英文和訳和文英訳の英文法学習を英語教育の本道においてゐるからでありました。
脳機能学者の苫米地英人博士が、
『英語は逆から学べ!』(フォレスト出版、2008年)で述べてをられますやうに、
?「英語の意味は日本語では書けない」
「英語の意味は英語でしか書けない」
のであります。
上記の御本では、DVDをつかつて練習にはいるまへに、
心得として
「絶対やつてはいけない英語勉強法」といふのを箇条書きになさつてをられます。(p.43)
?
・日本語の説明を聴きながらの勉強
・英和辞典、和英辞典などを使った勉強
・各単語の日本語の意味を暗記する勉強
・英文の音を聴いて日本語の意味を覚える勉強
と、4つもあげてをられますが、
要するに、英語の勉強練習に、日本語を一切かかわらせるな、といふことであります。
この点、
高校の英語の教師である松井力也先生は、その御本『英文法を疑う』にて
英語の文章を、日本語に訳すことの困難さを、さまざまな面からあげつらひ、
苫米地博士の御説を逆証明なさつてゐます。
苫米地博士はまた
日本語を介しての英語学習は、
「英語を学んでゐるのではなく、
英語について学んでゐるだけ。」
ともおつしやつてます。
大多数の日本人は、
従来の勉強法で英会話もマスターできると信じてをりますゆゑ、
中高6年間、英語を勉強してゐるにも関はらず、アジアで最低の能力しか身につけることができぬのであります。
このブログを読んでをられる方々は、英々辞典のみを使用なさつてをられますので、
上達が早いのでした。