あなたのコトバが あなたをだます/日本語道場2020

「漢字假名まじり文」の日本語をkeywordに私たちの社会の深層をさぐります。

E30/本氣のEnglish

「IT革命」が喧伝されてから、もう大分経ちます。その間に、ネット上では、さまざまの英語関連のサイトが生まれ、多くの無料メルマガやブログも日々発信されています。

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CDを何枚かセットした、教材の通信販売もあります。
これにあおられて、従来の紙媒体である単行本では、CD付きの会話本がやたらと出版されています。
○各メディアのなかから、
わずかな、ホンの一例をあげてみますと、

>英語情報.com :英語に関するあらゆる情報を取り仕切るサイト。さまざまのリンク先につながる。

>六単塾:スマホ、ネットのNewsLetterで、英語学習法を無料配布している。有料サイトへの勧誘が、最終目的。

>ユウキャンの通信教育など。

>EMJ:YOSHIなる英会話教師が無料メールを配信しているサイト。ネイティブのしゃべるフレーズ言い回しを紹介、日本の教科書にあるような文法的に正しいだけの例文ではないので、ま、よろしい。

セイン・カミュが宣伝キャラをしているEE(エブリデイ・イングリッシュ)はまだマシ。CD12枚組の後半は和訳なしの英語ヒヤリングなので。
>スピード・ラーニングなる「聞くだけでしゃべれる」という、典型的「ながら勉強法」もあります。多摩大学名誉学長・元上智大学教授のグレゴリー・クラーク先生が「私が考案した『音声(素材)を聞きこみ、文章を拾いあげる』方式のパクリだ」と御剣幕のCD版。
などなど、、、

◎これに先立つ、さまざまの英語学習法の本が出版されてきました。ちょっとだけあげてみますと、

○七田式メソッドという発音中心の練習法。
フォニックスを重点指導する松香洋子センセの一連の本。「フォニックス」は、ほとんど松香先生の専売特許となっています。
そして、
大手旅行代理店の斡旋する、各国語学専門校の、英会話留学コース。
○語学留学の前半は英語に慣れる練習ですが、後半は英語でイロイロな教科を学習し、アクティビティをこなすことになります。つまり英語を習うのではなく、英語で学び、生活するのであります。

いずれにしても、
練習は、あなた自身がこなさなければなりません。教室の講師がだしてくる練習文を、聞きながすだけでは、10年たっても身につきません。
ただ、自前の練習をするにしても、
基本の練習メソッドを、ただしく理解しておかなければ、時間のムダになりかねません。